透過損失
透過損失とは、板ガラスに当たった音の大きさに対してガラスの向こうに抜けた音の大きさの差を指す数値で、音響透過損失とも言われ、dB(デシベル)と呼ばれる単位で表されています。
透過損失測定試験により、ガラスが音を十分の一しか通さなかった場合には10dB、百分の一の場合20dBと、少し紛らわしく感じる方もいると思いますが、出た数値(dB)が大きくなるほど音を低く抑えられている事を表します。
ガラスは同じ面積であれば厚みがある方が透過損失が大きいとされています。
JIS(日本産業規格)はガラスの透過損失のデータから、遮音性能をT-1からT-4(数字が大きい程良い)と等級(グレード)を四つに分けて判定・公表し、信頼性を認定しています。