窓の断熱対策について
住宅の寒さ暑さを凌ぐ方法として冷暖房器具による温度調節が一般的ですが、建物その物の断熱性が劣っていると、その効果も発揮しずらくなります。
壁には断熱材が使われている事も多いですが、熱伝導が高い窓ガラスも同様に断熱対策を施したい重要な箇所です。
建築後の壁の断熱工事となりますと、規模が大きく費用も期間もかかります。比較して窓ガラスは工事が容易で費用も安価、一日で作業を終える事が出来る工法も確立されています。
そんなコストパフォーマンス優れる窓ガラスの断熱対策について、窓のリフォームを含めてご紹介します。
窓に断熱対策をするメリット
窓に断熱性を持たす事で、外気の影響を室内におよび難くし、部屋を暖め・冷やし易くし、その状態を保ち易くなり、過ごしやすい環境となります。
冷暖房の高効率化
エアコンなどの冷暖房が効きやすく、目的の温度にする為の時間短縮や機器の出力を抑える事になります。
また、窓からの熱損失が少なくなったため、断熱対策をする前と比べて冷暖房を止めてからの急激な温度変化も緩やかとなり、結果エアコンの利用率も抑えられ、効率よく冷暖房を行える事で、機器に使用する電気・ガス・燃料代の節約に繋がります。
結露防止でカビ抑制
住宅の内外の温度差によって結露が発生しますが、複層ガラスや二重窓などの断熱対策を行う事によって結露の発生を抑える(軽減)事ができ、カビ発生の抑制にもなります。
健康被害から守る
発生したカビを体内に取り入れた事によるアレルギーなど様々な健康被害を未然に防ぐ事に繋がります。
住宅の傷みを防ぐ
断熱対策をしていない窓ガラスでは結露が流れ落ち、床まで濡らす事もあり、放置しておくと、フローリングや畳などが腐るなど傷むおそれがあります。
自分で断熱対策をしてみる
住まわれている・過ごされている建物の環境や制約など、諸条件で窓(ガラス)リフォームが難しい場合に、安価で手軽にご自身でも出来る代表的な断熱対策ご紹介します。
カーテンで断熱
厚手のカーテンを取り付ける。プラスして断熱用のカーテンライナーを窓との間に取り付ける。
プラダン・スタイロフォームを設置する
プラダンと呼ばれるプラスチックダンボールや、建築資材で断熱材としても使用されるスタイロフォームと呼ばれる発泡スチロールを少し硬くしたような板を窓に(それぞれカッター等でカットが可能です)、保温性を出すために窓ガラスと間をあけて設置する。
ガラスフィルムを貼る
これはガラス屋等でも依頼を受け施工する事がありますが、断熱用フィルム(シート)をガラスに貼り付ける。同時に飛散防止やUVカットなどが出来ます。
隙間テープ等で塞ぐ
冷気はガラスやサッシを通してだけ伝わるわけではありません。
重要な事でありながら、以外に忘れがちなところで、開閉式の窓では隙間から直接外気が入り込んでくるという問題です。
そこで隙間テープ(ゴムとスポンジの間の様な素材)などを使って空気の通り道を塞ぐという方法です。
窓を断熱リフォームする
上記の断熱対策はどれもホームセンターやネット通販でも入手する事ができ、加工や取り付けまでご自身で行う事が出来ます。
また、現状回復も容易なので、本格的な窓の断熱対策の前に気軽に試す事もできます。
上記のDIYの対策の交換に不満がある、また最初から窓の断熱対策はリフォームとお考えの方には、ガラス修理屋netでも取り扱う下記にご紹介する工事方法をご検討してみてはいかがでしょうか。
断熱ガラスに交換する
窓の面の殆どを占めるガラスを断熱対策用に造られた複層ガラスに交換する(性能の違いで多くのグレードから選ぶ事が出来ます)だけで、窓の断熱性を上げる事が出来ます。
内窓を設置して二重窓化
既存の窓はそのままに、その内側(室内)へ内窓を設置して二重窓にする方法です。
ガラスだけを交換するのとは違い、新しい窓を付ける事で気密性が上がり断熱だけではなく防音対策にもなるメリットもあります。
カバー工法で窓ガラスを一新する
断熱ガラスに加え、断熱性の高い樹脂製サッシと組み合わせる事によって窓全体で断熱対策から結露の発生を抑える事が出来ます。
断熱対策でお悩みでしたら、ガラス修理屋netまでご相談下さい。
お客様のご希望に沿った最適なご提案をさせていただきます。